
写真手前側には苗が植えられていますが、奥の方や海側の多くはまだ修復中で土が見えています。
2024年1月1日の大地震で甚大な被害を受けた輪島の白米千枚田。
亀裂や地滑りで水を溜められなくなり、多くの田んぼが作付け不能となってしまいました。
その後、復旧に向けて、修復作業が進められたようなのですが、
同年9月の豪雨でも被災し、土砂の流入や 更なる畦の損傷などといった 被害が重なることに・・・。
2度の大きな災害によって、大小およそ1000枚ある田んぼのほとんどで、田植えの見通しが立たないと言われていた中、地元の有志の方々やボランティアなどの力で、畦の修復や泥出しなどが継続的に行われました。
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2025年3月、輪島市の中心部と東部の町野地区を行き来する機会があり、その中間点にあたる白米町の千枚田に 立ち寄ったのですが、まさに修復作業の真っ最中。果たして今年の田植えに間に合うのだろうか、といった感じでした。
その時の様子が ↓ 下の写真です。

修復作業に携わっている方々の姿が見られます。
その後、6月に 改めて訪れてみると、全体のおよそ 1/4 の田んぼに 苗が植えられていました。
このページの一番上にある写真がその姿です。
写真 手前側の田んぼには 苗が植えられ、その青々とした美しさに魅せられます。
しかし 写真の奥の方や海側の田んぼは いまだ修復途中のようで、乾いた土の色が見えています。
棚田の全面復旧には まだまだですけれど、それでも「ちょっと復活!」と言ったところでしょうか。
聞いた話では、全ての田んぼで米作りができるようになるには、あと5年ほどかかるとのこと。
まだまだ支援と協力、応援が必要ですね。