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知らぬ間に「線状降水帯」の中にいた

妙高サービスエリアの朝
上信越自動車道「妙高SA」
一般駐車場とは別に、木立の合間に普通車が停められるスペースがあり、
車中泊をする際、ナイター照明などが入らず、眩しくないのがありがたい。

先月のことです。
3ヶ月ぶりに 能登へ ボランティアに行きました。

東京から 石川県へ向かう際、車中泊のために時折利用する妙高サービスエリア(新潟県)で目覚めると、空は気持ちよく晴れていました。
お昼前、石川県に着いてからも青空は広がっています。

そして午後、実家のある白山市から、珠洲へ向かって車を走らせました。

のと里山海道を北上していると、空が灰色になり、やがて黒っぽく・・・羽咋の手前あたりで雨が降り出しました。それも なかなかの強さで。
ありゃりゃ、明日の活動は大丈夫だろうか・・・。そんなことを思いながら、志雄パーキングエリアに立ち寄り「かき餅」とお茶を買って北上を続けます。

以前に比べ、道はだいぶ補修され、少しずつ良くなっていると感じます。
しかし、雨は強くなったり弱くなったりを繰り返し、視界が良いとは言えません。

七尾から穴水町に入ったころ、雨はさらに強まります。
暴風が吹き荒れ、あちこちで 雷が ピカピカドカーン!

ワイパーは全力で左右に水を吹き飛ばしますが、前方がほとんど見えません。
のろのろ運転を続けながら、気をつけて進みます。

水はけのよい田舎道であるにも関わらず、低い土地にはやはり深めの水たまりができていて、水陸両用車にでもなったかのような感じでツッコみます。ジャバーッ!
急いでいるわけではないのですが、19時までに宿に着かねばならず、ゆったり止まっていることもできなかったのです。

これ、大丈夫かな・・・?
折しも能登で、豪雨による大変な被害が出たのが ちょうど一年前。
その被災地の状況を 幾度も目にしていた手前、ちょっと怖くなっていました。

金沢から珠洲までおよそ150㎞。まぁまぁの距離です。
豪雨と暴風、そしてピカピカドカーン!の雷が続く中、心底ビビりながら ゆっくり進んで ようやく珠洲へ。
無事に到着。ふーっ。。。間に合いました。

それにしても スゴイ状況だなぁ。。。車の中で、スマホの雨雲レーダーを見てみます。
そのとき 映し出されたのが 下 ↓ の画像です。

私は期せずして、最近よく耳にしていた「線状降水帯」とやらの中に入っていたのでした。
ウワサには聞いていたけど、本当にスゴイんだなぁ・・・。

能登の線状降水帯