
輪島にある 白米千枚田の およそ1/4の田んぼに、苗が植えられていましたと、以前、書きました。
9月に見に行くと、すっかり稲刈りは終わって、天日干しに・・・。
もちろん 私は 耕作にはかかわっていません。地震や水害のあとに 時々見に行っていただけです。
でも、この美しい風景を見て、ありきたりな感想ですが、とても嬉しい気持ちになりました。
棚田全体を見て回ると、前にも触れた通り、
崩れたままで使えない田んぼや、草に覆われ荒れた田んぼが 多くあるのですが、
稲刈りを終えた田んぼでは、勢いの残る「刈り株」たちが陽光に照らされ、渋~く輝いています。
この光景が、来年、再来年とどんどん広がり、
数年後には千枚田全体が復活することでしょう。
お米の出来具合は私にはわかりませんが、天日干しされた稲穂を近くで見ると、立派なもの。
古の人たちが、感謝のお祭りを開きたくなる気持ちが、ちょっと解ります。

ところで、下の写真は、白米千枚田の少し先(東側)の道路を撮影したものです。
もともと陸地にあった道路は、地震による崖崩れで埋まってしまい使えなくなりました。
それにより孤立してしまった人や集落がたくさん出たのですが、
その後、海底の隆起によってできた新しい陸地に道路をひいて、使用するようにしたのです。
こんな感じの道路がこの辺りには たくさんあります。

海底の隆起によりできた新しい土地にひいた 新しい道路
下の地図がその道路です。